メリーポピンズリターンズは2019年2月1日に公開されました。
1作目を見ていない人でもミュージカルとして注目している方も多いでしょう。
「ストーリーは面白いの?歌はどんなものがあるの?」と気になりますよね。
実はYouTubeで曲と劇中のシーンがいくつか公開されているので、ストーリーと曲を交えて紹介していきます☆
- ジャック登場、愛しのロンドンの空
- バンクス家のメンバーの登場、家の差し押さえ
- 凧が空に舞い上がりメリー・ポピンズが登場する
- 銀行にて、黒幕の出現
- ロイヤルドルトンの世界に飛び込む子供たちと現実世界の反映
- さかさまトプシーの登場でその日は水曜日
- 父親はわかってくれない
- ロンドンの町をさ迷い歩くきょうだい
- 金曜、株券のありか
- 借金の返済、ミスター・ドース・ジュニアの登場
- 再びの別れ、扉が開くとき
- まとめ
ジャック登場、愛しのロンドンの空
1935年、大恐慌の嵐が吹き荒れていたロンドンの町。
点灯夫のジャック(リン=マニュエル・ミランダ)が朝、街灯の明かりを消しながらロンドンの町を行く。
『愛しのロンドンの空 (Underneath the)Lovely London Sky』
ロンドンの空は曇天だが、ジャックはうららかに歌い仕事に励む。
このとき、バンクス家のある桜通りにも通りかかる。
毎朝ブーム提督(デビッド・ワーナー)が間違った時間に時報のために大砲を打つ場面にも遭遇。
ブーム提督はいつもビッグベンの時報が間違っていると部下?のビナクル(ジム・ノートン)に憤っている。
バンクス家のメンバーの登場、家の差し押さえ
バンクス家では朝から大騒ぎ。
家の主人であるマイケル・バンクス(ベン・ウィショー)と姉であるジェーン(エミリー・モーティマー)、家政婦のエレン(ジュリー・ウォルターズ)が壊れた水道管を直そうと奮闘している。
そこにマイケルの勤める銀行から派遣された、弁護士グッディング(ジェレミー・スウィフト)とその助手であるフライ(コブナ・ホルドブルック=スミス)が訪ねてくる。
借金の返済期限をたてに、家を差し押さえにきたのだ。
長男のジョン(ナサナエル・サレー)、長女のアナベル(ピクシー・デイヴィーズ)、次男のジョージ―(ジョエル・ドーソン)に心配をかけないように、マイケルは三人に外で朝ごはんを買ってくるように出かけさせる。
弁護士グッディングは、マイケルの年収の倍ほどもある借金を、今週の金曜日までに返済しなければ、担保にした家を差し押さえると宣言。
ジェーンは現在は一人暮らしをしており、労働組合活動で忙しかったため、マイケルがそれほどまでに困窮していることを知らなかった。
マイケルは父親の働いていたフィデリティ信託銀行に勤めているのだが、妻ケイトの病気療養のためのお金が入用だったので年収を超えるほどの借金をせざるをえなかったのだ。
このとき、ジェーンは、父親のジョージ・バンクスがフィデリティ信託銀行の株券をもっていたことを思い出す。
グッディングも「それなら事情が変わってくる」と困惑。
フライは「期限まで待っているから、なんとか解決策を見つけてください」とグッディングに聞こえないようにアドバイスする。
ジェーンとマイケルはさっそく株券を探すために家中の書類をひっくりかえす。
家にはジェーンとマイケルが子供の頃に使っていたおもちゃまでたくさんあった。
そこにはマイケルが妻と子供とともに家の前に立っている様子を描いた、紙片もあった。
マイケルは懐かしさを覚えつつ、株券さがしに奔走する。
屋根裏も探すが、やはりガラクタばかり。
父親と子供のころにあげた凧まであり、いらないものは捨てようと整理し始めるマイケル。
マイケルの使っていた絵の道具まであるが、ジェーンには「もう絵は描かないから整理しなければ」と言う。
自分はケイトのようにやりくりすることができないので、これほどまでに追い詰められたしまったのだ、と落ち込むマイケル。
片づけている間、マイケルが亡き妻に思いをはせる。
『君はどこへ A Conversation』
凧が空に舞い上がりメリー・ポピンズが登場する
バンクス家の前に捨てられた凧は、風のせいもあるが意志をもったように舞い上がる。
そのとき、子供たちが公園を歩いていて、家が大変なことになっている、父をなんとか助けなければ、と話し合っている。
ジョージ―はそこで凧が道のすれすれを飛んでいくのに興味を示し、二人の兄姉が止めるのをよそに公園の芝生を横切り凧を追いかけていく。
そこを点灯夫のジャックも発見し、ジョージ―を追う。
凧は空へ高く舞い上がるが、ジョージーはすんでのところで糸をつかむ。
しかし大変風が強く、ジャックの助けがなければジョージ―まで飛ばされそうになってしまう。
空高く舞い上がった凧を、つかんで降りてくる人間がいた。
兄姉弟三人のことをバンクス家の子供たちとすでに知っていたメリー・ポピンズ。
ジャックは25年前に彼女を見ていたのですぐに「メリー・ポピンズ、お久しぶり」とあいさつするが、まったく彼女の見た目は変わっていない。
ジャックも特に気にすることはない。
彼女の持っていたオウムの頭をしている杖が突然喋ることに驚き楽しく思うジョージ―。
三きょうだいを家に連れて行き、マイケルとジェーンに会うメリー・ポピンズ。
そこで「扉が開くまで、ここで子供たちのナニーをさせてくれ」と言う。
マイケルとジェーンも彼女の見た目が全く変わっていないことに驚くが、以前から魔法使いのようだった彼女だったのですんなりその事実を受け入れる。
「だが人を雇う余裕はない」と困るマイケルに、ジェーンは「昔のようにガヴァネス(家庭教師)を雇う人も少なくなったから困っているのよ」と説得する。
メリー・ポピンズはまず凧をおいかけ公園を走り回り、どろどろに汚れた子供たちをお風呂に入れようとする。
母親がいなくなり、「自分のことは自分でできるようになったからあなたの助けは必要ない」、というジョンとアナベル。
そうね、と受け入れつつ子供たちに次々と魔法を見せる
メリー・ポピンズと子供たちがバスタブを扉にして海に飛び出していく。
『想像できる? Can You Imagine That?』
イルカや海賊もいる世界にすっかり魅了され、きょうだいはメリー・ポピンズの言うことを素直にきくようになる。
マイケルとジェーンは、家の中には株券がないのでは?と考え、父親のジョージ・バンクスが金庫をもっていたフィデリティ信託銀行に出かける。
株券さがしで書類が散乱していた家を見てメリー・ポピンズは呆れる。
子供たちに片づけを命令するが、そのときも魔法を使うので子供たちは素直に従う。
ジョージ―はマイケルとケイト、そして赤ん坊が描かれたイラストを見つけ、それを捨てるのではなくポケットにしまう。
銀行にて、黒幕の出現
銀行の金庫にはやはりなにもなかった。
落ち込むマイケルだが、ジェーンは頭取に会って話せば考慮してくれるはず、と頭取の部屋を無理やり訪れる。
以前はミスター・ドース・シニア(ディック・ヴァン・ダイク)とジュニアが運営していた銀行で、父親のジョージ・バンクスも懇意にしていたので、事情を分かってくれるのではないか、と踏んだのである。
現在頭取はジュニアの甥のウィリアム・“ウェザーオール”・ウィルキンズ(コリン・ファース)が務めていた。
ジェーンとマイケルを迎えたとき、「現在ジュニアは少しボケていて、言っていることがよく分からないこともあるが、昔懇意にしていた君たちのことは大事に思っている」と伝える。
事情を聞き、ウィルキンズが株の所有者が記録された帳簿に「ジョージ・バンクス」の名前がないか確かめてくれることに。
しかし、帳簿には残念ながら「ジョージ・バンクス」の名はない。
「期限までにしっかり待ってやる」と約束してくれる。
しかし、マイケルとジェーンが帰ったあと、実は帳簿にはジョージ・バンクスの名前が記されていたのだが、そのページをウィルキンズは破って暖炉の火にくべてしまう。
ロイヤルドルトンの世界に飛び込む子供たちと現実世界の反映
就寝の準備をする子供たち。
凧の破れた部分に、ジョージ―は拾ったイラストの紙を貼っている。
点灯作業をしていたジャックが、子供たちの就寝準備をしているメリー・ポピンズを訪ねてくる。
ジャックは昔バンクス家の子供たちに手を振っていた思い出を語り、メリー・ポピンズはジャックがなんとなくジェーンに思いを寄せていることを察する。
子供たちは、なんとか家の窮地を救いたいと思いを巡らせているが、ジョンが、子供部屋に置かれている壺を見て、
かつて母親のケイトが「このロイヤルドルトンの壺はとても貴重なものだ」といっていたことを思い出す。
アナベルとジョージ―は母親が大事にしていたものを売るのはやめろ、と言うが、ジョンは譲らない。
壺を引っ張り合っているうちに、ロイヤルドルトンの壺は一部欠け、ヒビが入ってしまった。
叫び声を聞いて駆けつけたメリー・ポピンズとジャック。
壺を割った責任を押し付け合う子供たちを諌めるように、壺の中から声が聞こえてくる。
壺にもともと描かれていた馬車だが、その車輪が外れており、御者が困っている。
それを直しにメリー・ポピンズとジャック、子供たちは壺の中に飛び込んでいく。
壺の中の世界なのですべてが絵に描かれた二次元の世界。
また壺なのでつるつるとしている。
メリー・ポピンズは外れた車輪をスカーフで結びつける。
せっかくだからミュージックホールで楽しもうという、犬の顔をした御者に従い、みんなでロイヤルドルトン・ミュージックホールに出かける。
『ロイヤルドルトン・ミュージックホール The Royal Doulton Music Hall』
メリー・ポピンズはそこでは有名だったようで、ミュージックホールの支配人であるオオカミとアナグマ、イタチに温かく迎え入れられる。
しかし、オオカミは何か企みがあるようだ。
ミュージックホールでは様々な催し物がある。
ジャックは劇場のみんなにメリー・ポピンズを紹介する。
メリー・ポピンズは辞退しながらもノリノリで歌と踊りを披露し、「本の表紙と中身は同じじゃないのだ」と歌い上げる。
(『メリー・ポピンズ舞台へ Introducing Mary Poppins』と『本は表紙じゃわからない A Cover Is Not the Book』が合わさっています)
ミュージカルを楽しんでいた子供たちだが、ジョージ―はもってきたぬいぐるみが誰かに盗まれていることに気づく。
テントの外ではバンクス家の家財道具とジョージ―のぬいぐるみを機関車のような蒸気エンジンが積み込まれた車に積み込んでいるオオカミとアナグマ、イタチがいる。
懐中時計をぶらぶらさせ、赤いハンカチーフをポケットに入れたオオカミは、バンクス家をやっとで手に入れられる機会を得た、その機会を逃さない、と蒸気自動車に乗って逃走する。
ジョージ―とジョン、アナベルは御者が運転する馬車に乗ってオオカミを追いかけるが、つるつる滑るロイヤルドルトンの道や、道にできたヒビのせいで追いつくことができなかった。
さかさまトプシーの登場でその日は水曜日
目を覚ますとそこはきょうだいの寝室だった。
メリー・ポピンズも夢だったのだ、ときょうだいを落ち着かせる。
壺の中から帰ってきた子供たちは、母親の壺が直らないままであることにがっかり。
壺を見るとメリー・ポピンズが馬車に結んだスカーフがあったので、本当だったのだと信じる子供たち。
しかし、同時に母親がいないことが真に迫って感じ、寂しくなる。
そのときメリー・ポピンズが「失われたものはなくなったものが行く場所に行っただけ」と諭す。
『幸せのありか The Place Where Lost Things Go』
壺を直しにメリー・ポピンズのいとこであるタチアナ・アナスタシア・コジトリ・トポトレポトフスキー、通称トプシー(メリル・ストリープ)のところに出かける。
しかしその日は第二水曜日で、トプシーの世界が逆さまになる日。
家のすべてがひっくり返ってしまい、トプシーも逆さの世界にいる。
トプシーには修理したいけれどできない、と断られてしまうが、メリー・ポピンズはひっくり返ったならもとに戻そうとするよりも、ひっくり返ったまま修理すればいい、となんとか説得する。
『ひっくりカメ Turning Turtle』
説得がきき、トプシーは壺の修理を約束する。
ジョンは「その壺はどれくらいの価値があるの?」と聞くが、トプシーの「そんなに高くないよ」という言葉を聞いて、ジョンはがっかりしてしまう。
父親はわかってくれない
朝、マイケルはあわてて身支度をしている。
メリー・ポピンズはその身支度を手伝おうと、マイケルの鞄を手に取る。
案の定、マイケルは鞄を忘れてそのまま仕事に出てしまった。
メリー・ポピンズはマイケルの勤める銀行へ鞄を届けに行こうとする。
それに子供たちもついていくが、そこにジャックが通りかかる。
ジャックが梯子を自転車に横にとりつけ、そこに子供たちとメリー・ポピンズが乗り込み銀行を目指す。
銀行に到着し、きょうだいはエントランスのベンチに座って待つようにメリー・ポピンズが命令する。
メリー・ポピンズは受付でマイケル・バンクスを呼び出してもらうために順番待ちをする。
きょうだいたちは待っている間、グッディングとフライが通りかかるのを見かける。
ジョンとアナベル、ジョージ―は弁護士に返済の猶予を相談しよう、とこっそり後をついていくことに。
その様子をメリー・ポピンズはピカピカに磨かれた置物によって見ていたが、禁止することもなくそのまま行かせる。
弁護士たちは頭取の部屋へ入っていく。
待合室では秘書がいるが、きょうだいにキャンディをふるまってくれる。
きょうだいは秘書が仕事をしている合間に部屋の様子をこっそりのぞくが、そこでウィルキンズが弁護士に、「一応期限まで待つが、容赦なくバンクス家を差し押さえよ」という命令を下している。
ジョージ―はウィルキンズが懐中時計をぶらぶらさせている様子、赤いハンカチーフを差している様子を見て、夢に出てきたオオカミだ!と確信。
きょうだいで頭取の部屋に殴り込む。
騒ぎを聞きつけたメリー・ポピンズとマイケル。
マイケルはきょうだいを頭取の部屋から引き離すが、きょうだいは頭取が悪い奴だと主張する。
マイケルは何の証拠もなく、頭取を家族に優しくしてくれる人だと思い込んでいるのできょうだいを一方的に叱り、メリー・ポピンズにはきょうだいと早く家に帰れと命令する。
ロンドンの町をさ迷い歩くきょうだい
子供たちは父親がだまされていること、お金が工面できそうにないことを思い悩み、きょうだいであれこれ話しながらロンドンの町を歩いている。
すっかり夜も暮れてしまった。
しかし実はなにも考えずに歩いていたので、子供たちとメリー・ポピンズは道に迷ってしまった。
子供たちはメリー・ポピンズを責めるが、彼女は「あなたたちが好き勝手歩いていたのを私は後ろからついてきただけ」と言う。
早く帰らなければ父であるマイケルの怒りをまた買ってしまう。
子供たちが焦る中、ジャックが通りかかる。
街灯を頼りに行けばいい、とアドバイスする。
点灯夫たちが街に明かりを灯す時間帯、子供たちの道しるべとなるように点灯夫たちがどんどん明かりを点けていく。
『小さな火を灯せ Trip a Little Light Fantastic』
ようやく家に到着するが、マイケルは子供たちがまた問題を起こしたことで激怒する。
子供たちの傷ついた顔を見て言葉に詰まるマイケル。
困っていて助けてほしいのは自分の方だ、ケイトのようにうまくやりくりすることなんて無理だ、と涙する。
子供たちはマイケルを慰めるために、メリー・ポピンズから教えられた言葉を繰り返す。
『幸せのありか(リプライズ)』
子供たちが成長していること、自分の方が支えられていたこと、そして悲しんでばかりではなく、新しい未来のことについて考えよう、とマイケルは決意する。
金曜、株券のありか
株券のことはあきらめ、バンクス家は彼らの長年過ごした家を整理し、ジェーンの家へ引っ越しをする準備をしている。
ジャックたち点灯夫も手伝ってくれている。
ジョージ―が持っていた凧をマイケルが見るが、凧を裏側から見て驚愕。
凧にイラストが描かれた紙が貼られていたのだが、それは株券の裏に描かれたものだったのだ。
期限は金曜日の夜、今はすでに23時45分だったが、メリー・ポピンズは「間に合わない」とあきらめそうになるマイケルを励まし、ジェーンとともに銀行に急がせる。
ジャックたちも協力する、と約束し、メリー・ポピンズの運転する自転車に子供たちも乗って一緒にビッグ・ベンに向かう。
ビッグベンにたどり着き、時計を少しでも遅らせようとする作戦だった。
点灯夫たちのもっている梯子と、軽業を駆使してなんとかジャックが時計盤に到着する。
一方、銀行では一応期限のためにウィルキンズと弁護士たちが部屋で待っていたが、ビッグベンが12時を指そうとしているのを見て勝利に酔っていた。
12時5分前、マイケルとジェーンが銀行に着いたが、銀行は固く扉が閉ざされている。
凧を飛ばして株券を見つけたことに気づいてもらおうとしたが、ウィルキンズらは全く気付かない。
ビッグベンでは、点灯夫たちが必至に時計の針を戻そうとしていた。
もうすぐ12時を指そうとする時計の針には届かず、ジャックもあわや時計台から落下しかける。
見かねたメリー・ポピンズがジャックに指示し、時計盤の明かりを消させる。
そして彼女は最初に現れたときのように空を飛び、時計の針を戻した。
銀行の玄関ではフライがマイケルとジェーンのために扉を開き、頭取の部屋に向かわせる。
間に合ったことに驚くウィルキンズだが、もうすでに12時だ、と勧告しようとする。
しかし、再び光の灯ったビッグベンを見ると、12時5分前だったのだ。
5分ずれた12時の時報がビッグベンから鳴る。
その頃同時にブーム提督が12時の大砲を打っていた。
「ついにやつらが正しい時を打った」とビナクルと喜ぶブーム提督。
借金の返済、ミスター・ドース・ジュニアの登場
メリー・ポピンズと散り散りに貼り合わされた株券を元に戻し、借金が返済できる能力を示そうとするマイケル。
しかし、株券の中でも最も大事なサインをした部分が見つからない。
その部分がないと株券の効力は認められない、とウィルキンズははねつける。
マイケルは初めからウィルキンズが家を奪おうとしていたこと、子供たちが正しかったのだ、と言い、家が欲しいならくれてやる、とその場を去ろうとする。
そのとき銀行の元頭取であったミスター・ドース・ジュニア(ディック・ヴァン・ダイク)が登場する。
ウィルキンズの銀行経営での無能さ、自分のことをボケているなどとあることないことを吹聴していることを理由に、ウィルキンズを解雇する。
ウィルキンズは老いぼれが何もできやしないというが、私はまだ現役だ、とドース・ジュニアは宣言。
『小さな火を灯せ(リプライズ)』
借金問題がまだ片付いていないことに不安を抱くマイケルだが、落ち着かせるようにドース・ジュニアは話をする。
かつてマイケルが鳩のエサ代として払おうとした2ペンスを、その父親でああるジョージ・バンクスは「無駄なことをするな」と取り上げ、信託銀行に預けていた。
それをもとにドース・ジュニアは投資をし、それがローンを返済できるくらい莫大な額になっているのだ、と知らせる。
再びの別れ、扉が開くとき
バンクス家総出で出かけていたある日。
春祭りが開催されていた公園を通りがかった子供たちは、祭りに行こうと言い、マイケルとジェーンも賛成する。
メリー・ポピンズはその様子を寂しそうな表情で見る。
マイケルが風船を選ぶとき、風船売りのおばあさん(アンジェラ・ランズベリー)が「自分に合った色をちゃんと感じて選びなさい」とアドバイスする。
風船をよく選んだマイケルが風船を持った瞬間、体が浮かび上がりどんどん舞い上がっていく。
子供たち、ジェーン、ジャック、ブーム提督などが後に続き、空が飛んでいる人たちでいっぱいになる。
そこにウィルキンズも現れるが、彼の風船は浮かび上がるどころか地面まで沈んでしまう。
『舞い上がるしかない Nowhere to Go But Up』
バンクス家の面々は空を風船で泳ぎ、そのまま桜通りに戻ってくる。
そのとき風が吹き、バンクス家の扉が開いた。
扉が開いた、つまり自分が去るべきときがきた、と悟り、メリー・ポピンズはまたバンクス家を去る。
晴れ渡る空を飛び、去るメリー・ポピンズを見て、ジャックが別れを告げる。
『愛しのロンドンの空(リプライズ)』
まとめ
全てのあらすじはこんな感じです。
簡単にまとめてみますね。
- メリー・ポピンズの魔法はあくまで自然に受け入れられている
- 子供たちが家族の危機を救おうとする
- 大人も子供の心を理解し前に進もうとする
- お金の問題を解決するための方法が「メリー・ポピンズ」に隠されている
- 曲はすべて新曲
- 見どころは『小さな火を灯せ Trip a Little Light Fantastic』
ストーリー全体を見渡してみると、「あの伏線がこうやって回収されるのか!」というすっきり感はあまりありません。
解決策は結局株券でもありませんでしたし( ^)o(^ )
まぁそれは置いておいて、この「メリー・ポピンズリターンズ」の見どころは全曲新作で作られた歌だと思います。
新曲ですが、クラシックな雰囲気もある、誰が聞いても楽しめる曲になっていますね。
2Dアニメーションの合成も楽しい『本は表紙じゃわからない A Cover Is Not the Book』もいいですが、やっぱり私のおすすめは『小さな火を灯せ Trip a Little Light Fantastic』。
街灯を使ったダンスが見られますし、バイクアクションもあります(^0_0^)
いずれにせよ力作だと思うので、みればきっと楽しい時間が過ごせますよ☆
出演陣の素敵な歌声が聞けるサウンドトラックはコチラ↓
参考