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【バーフバリ 王の凱旋】のネタバレあらすじ詳細!強い姫と強い勇者以外も注目☆Part1

バーフバリコンクリュージョン

引用元:Baahubali 2: The Conclusion (2017) - Photo Gallery - IMDb

 

さてさて、バーフバリ完結編の「バーフバリ 王の凱旋」です。

インドでは予定の2016年から1年遅れて、2017年に公開となりました。

日本でも同年の2017年に公開されています。

こちらもアマゾンプライムで配信が、またはアマゾンでDVDやブルーレイが購入できます。

 

前作まではシヴドゥが実はマヒシュマティ王国の次期継承者マヘンドラ・バーフバリであったことが明かされます。
その過程で父であるアマレンドラ・バーフバリがカーラケーヤ戦で多くの民を救い、国母であるシヴァガミは実子のバラーラデーヴァを差し置いてアマレンドラを国王に指名したことが描かれました。
しかし、そんなアマレンドラがなぜ忠臣のカッタッパに殺されなければならなかったのか、気になりすぎるところで終わってしまっています。

 

「伝説誕生」のあらすじは日本公開版では冒頭5分程度の映像で紹介されています。
なので、いきなり「王の凱旋」から見始めてもいいかもしれません。

なぜなら、この「王の凱旋」こそが、パート1を上回る興奮と感動を呼ぶ作品だからです!

では、どんなストーリーなのかみてみましょう。
きっとあらすじだけでもビックリしますよ!

 

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国王戴冠を巡る登場人物たちの心模様

(あらすじの後に流れる音楽です↓
 ここでも「伝説誕生」までのあらすじが彫刻の像を使って表現されています)

 

Oka Pranam

youtu.be

 

アマレンドラ・バーフバリ(プラバース)国母シヴァガミ(ラミャ・クリシュナン)に王に指名され、次の吉祥の日に戴冠式が行われることとなった。

しかしその前に、国母が行うべき大事な悪魔祓いの儀式がある。
シヴァガミは遠くのシヴァ寺院まで素足で巡礼するというしきたりを実行していた。
頭の上に火を炊いた器を乗せて歩き、その間は決して立ち止まってはいけない。
民もシヴァガミを応援するために沿道に集まっている。

シヴァ寺院の境内にたどり着いたが、儀式に参加する象が興奮し、暴れだす。

シヴァガミはしきたりに従い歩き続け、カッタッパ(サティヤラージ)に民を避難させるように指示する。

象が向かってくるシヴァガミに気づき、突進してくる。

あわやシヴァガミが踏みつぶされようとするとき、大きな山車を引いたアマレンドラ・バーフバリが現れる。

バーフバリは山車を巨象にぶつけ、シヴァガミは山車の車輪の間を無事に立ち止まることなくくぐることができた。

ガネーシャ像を乗せた山車を見上げ、バーフバリに黄色いターメリックの粉をかけられたちまち大人しくなる象。

 

Saahore Baahubali

youtu.be

 

(歌の中でバーフバリとシヴァガミの仲の良さ、バーフバリが民に愛されており、人柄も良いことが描かれます)

 

「バーフバリ万歳!国母シヴァガミ万歳!」の声が王宮の広場に響く。

それをビッジャラデーヴァ(ナーサル)は酒を飲みながら苦々しく見ていた。
自分の子であるバラーラデーヴァ(ラーナー・ダッグバーティ)を差し置いてバーフバリを王にしたことを恨んでいるのだ。

積年の恨みもあり、ビッジャラデーヴァはバラーラデーヴァに、「母を殺そう」と提案する。
そこにはバラーラ派の大臣たちもいたが、提案に慄く。

足音が響き、カッタッパがバーフバリの戴冠式の日取りを知らせに来る。

カッタッパを「犬」と嘲笑していたビッジャラデーヴァだが、その知らせにますます怒り、シヴァガミの間違いをカッタッパに向かって罵りはじめる。

ビッジャラデーヴァは片腕が不自由だが、鉄拳制裁はそれでもできる、と柱を殴り壊す。

それをカッタッパは体の問題ではなく知性の問題では?ときっぱり言う。

それは王族に対する侮辱だったが、カッタッパは「妻の殺害を企むなど愚か者の極み」と言い放つ。

ビッジャラデーヴァ「さっきの話を聞いたのか?」
カッタッパ「いいえ、私は犬。嗅ぎつけました。」

立ち去るカッタッパを茫然と見つめるバラーラ派たち。

  

シヴァガミの居室。

シヴァガミはバーフバリを呼び、王国の実情を知るためにカッタッパと旅をせよと命じ、旅に出ている間、バーフバリにふさわしい結婚相手を探しておく、と約束する。

国王になるための大事な使命と認識し、バーフバリとカッタッパは身分を隠し、諸国漫遊へ旅発つ。

 

クンタラでのデーヴァセーナとの出会い

バーフバリとカッタッパは諸国を旅し、市場や農村の様子を見ていった。

大きな川にたどり着き、そこで休もうと水面に手を差し入れると、次々と遺体が流れ着いていることに気づく。

カッタッパが言うにはピンダリという盗賊たちが戯れに人を殺しているとのことだった。

 

多くの贈り物が集められた王宮の部屋。

シヴァガミが競技用の象や遠くまで届く弓などをバラーラデーヴァに贈ろうとしている。
しかしバラーラデーヴァは「私は哀れな子ではありませんよ、母上」と笑う。

王に指名しなかったことを後ろめたく思っている心のうちを見透かされたように、驚くシヴァガミ。
バラーラデーヴァは「国母の決断に自信をお持ちください」と言い立ち去るが、シヴァガミの見ていないところでは何かを考えているように目は光っていた。

 

山中の街道で人々が旅の準備をしたり、家畜を導いたりしている。

カッタッパとバーフバリはそこで、着飾った人々が列をなし輿を担いでくるのを見る。
列の先頭にいた男クマラ(スッバラージュ)にカッタッパは質問しようとするが、邪魔にされ腹を立てる。

バーフバリは美しい輿の中に、美女の姿を透かし見て心奪われ始める。

 

突然ピンダリが現れ、列を襲い始めるが、盗賊狩りのために集められた兵士たちだったので返り討ちにしはじめる。
カッタッパは「兵士だから私たちの出る幕はない」と見物を決め込む。

輿の中にいる美女デーヴァセーナ(アヌシュカ・シェッティ)も戦闘に参加する。
その見事な太刀さばきと堂々とした振る舞いに、バーフバリは完全に一目惚れしてしまった。

カッタッパはところで自分を邪魔にした男はどこにいるだろうと探すが、クマラは怯えて東屋の上に避難し、自分の回りに多くの兵士を配置するありさま。
カッタッパは呆れ、笑ってしまう。

 

何かを察知したバーフバリとカッタッパが森の奥を進むと、そこには盗賊がさらに隠れていて、兵士たちを襲撃しようとしていた。

盗賊たちは突然現れた二人を殺そうとするが、バーフバリとカッタッパにかかれば片手で複数人を次々に倒すのも簡単なことだった。

しかもバーフバリはデーヴァセーナのことを思い出しながら盗賊を片づけていく。

 

Devasena(こちらはスコアです)

youtu.be

 

カッタッパはそのおかげで盗賊に襲われ死にそうな目に遭ったので、しっかりしてくれと訴える。

 

街道の広場では盗賊退治をしてくれたデーヴァセーナたちに民が感謝している。

デーヴァセーナは女性たちの陰に隠れて戦わなかったバーフバリとカッタッパに、「恥を知りなさい」と叱咤。

ここでカッタッパは機転を利かせる。
「実はこの男は愚鈍な次男坊で自分の甥である。なにもできないから家を追い出されたのだ」と訴えた。

哀れに思ったデーヴァセーナは二人を王宮の仕事に就かせることを決め、クマラは自分がバーフバリを鍛える!と豪語する。

 

デーヴァセーナはクンタラ国王(メカ・ラマクリシュナ)の妹で、クマラは王妃(アシュリタ・ヴェムガンティ)の親戚でいとこ同士。

デーヴァセーナは弓の達人で、今は弓を一気に2本放てるか練習しているがうまくいかない。
武芸の練習ばかりしているので、王妃はそのうちいとこのクマラとしか結婚することができないと口酸っぱく注意する。

そのクマラはバーフバリに武芸を教えようと、武器を選んでいる。
武芸があまり得意でないクマラが男に教授をしていることが面白く、デーヴァセーナと女官たちは集まって見物をしている。

剣をバーフバリに渡して大きな丸太を斬らせようとするが、愚鈍という設定なので切れないふりをする。
そこでクマラがバーフバリの手をとって手本を見せようとする。
バーフバリは見学していたデーヴァセーナに気をとられて、クマラにとられた手でつい本当の力を出してしまい、丸太を真っ二つにしてしまう。

驚くクマラだったが、カッタッパが「クマラ様はなんてすばらしい力をもっているのだ!」とおだてたため、得意になる。

デーヴァセーナはクマラが本当に強くなってしまったのか?と顔をしかめる。

 

夜、クマラの居室。

昼に丸太を真っ二つにすることができたので、自分の力を再度確かめるためにクマラは丸太を一生懸命割ろうとしている。

そこへデーヴァセーナが訪れ、もう一度力を見せてほしいと頼む。
クマラがいろいろと理由をつけて断ろうとするが、懇願され刀を取り丸太を割ろうとする。
そこへカッタッパとバーフバリがクマラに果物をもって現れ、カッタッパはデーヴァセーナにクマラが本当に強くなったのだと思わせるために丸太を割らせることを止める。

デーヴァセーナは自分の目論見が外れたため、今度はクマラにイノシシ狩りを提案し、バーフバリもクマラについてくるように命令する。

 

イノシシがでると報告があった畑。

デーヴァセーナとクマラは馬車に乗り、二人でイノシシ狩りをするが、さながら対決のような風景である。

デーヴァセーナは毅然とイノシシに弓の標準を合わせるが、クマラはイノシシが怖いのか目をつぶって弓を合わせている。

バーフバリは馬車が揺れるのを利用して、クマラの代わりにイノシシに標準を合わせ見事命中させる。
訝しがるデーヴァセーナや宰相だったが、カッタッパがクマラを讃えて盛り上げるのでだんだん周囲もクマラの力を信じ始める。

結局すべてバーフバリがクマラにわざと矢を射させたため、デーヴァセーナの矢は一本も当たらなかった。

喜ぶクマラだが、デーヴァセーナは騙されない。
身のこなしなどを見て、バーフバリはやはり只者ではない、カッタッパの従順さも演技だと見抜く。

デーヴァセーナが歩きながら詰め寄ったとき、偶然石に足を躓かせてしまい、転びそうになるがそれをとっさにバーフバリが防ぐ。
お腹を支えたバーフバリの手を感じ、やはりこれは剣を握る勇者の手だ、と見抜き試験をする。

 

両方を木にふさがれたまっすぐな農道。

男(バーフバリ)の力を試すため、槍を持たせて凶暴な雄牛を突進させる。
バーフバリはわざと雄牛にどつかれ、衝撃で側の木に激突し、肩を痛めてしまう。

 

夜、バーフバリとカッタッパが住む物置で医師が診察をしている。

カッタッパはデーヴァセーナ様は優しいと思ったのに自分の甥(バーフバリ)に怪我をさせてしまった、肩を痛めた甥が痛みで眠れないのではないか、と嘆く。

身を起こそうとした男(バーフバリ)がよろめき、デーヴァセーナは思わず支える。
そのとき、二人の間にときめきが生まれる。

 

バラーラデーヴァの企みとピンダリの襲来

バラーラデーヴァの居室。

現在のバーフバリはクンタラ王国で身をやつしている、と報告をうけるバラーラデーヴァ。
なんのためにその王国にいるのかというと、デーヴァセーナという姫にバーフバリが恋をしているかららしい。
そのデーヴァセーナの肖像を渡され、最初は興味もなく受け取ったバラーラデーヴァであったが、あまりの美しさに衝撃を感じる。

下らんと吐き捨てるビッジャラデーヴァをよそに、バラーラデーヴァは「姫は私がいただく」と宣言する。

 

大きなデーヴァセーナの絵の前にいるシヴァガミとバラーラデーヴァ。

「この姫が欲しい」というバラーラデーヴァに「これしきの願いかなえてやらなくては母ではない」とシヴァガミは意気込む。
「人をもののように扱うのはどうかと…」と注意する国防大臣セートゥパティ(ラケーシュ・ヴァレ)にシヴァガミは「バラーは弟に王位を譲るほど心が広いからいいのだ」と断言し、バラーラデーヴァとセートゥパティはほくそ笑む。

シヴァガミはバラーラデーヴァに「必ずデーヴァセーナと結婚させる、これは誓いだ」と言い、家臣たちには「この宣誓を法と心得よ」と宣誓する。

 

クンタラの宮殿にマヒシュマティ王国から使いと贈り物が集まっている。

マヒシュマティ王国の大使がシヴァガミの手紙を読み上げている。
「マヒシュマティ王国の徳高き天使の姿をした戦士である王子と結婚するために、マヒシュマティ王国に来られよ」という内容である。 
その内容を聞きながら、デーヴァセーナは目を強く開き、黙って一点を見つめている。

この様子をカッタッパも見ているが、「シヴァガミ様は意中の相手をお選びになった」とバーフバリと結婚させようとしているのだと勘違いする。

 

マヒシュマティ大使は

「縁談の話が引きも切らないマヒシュマティ王国の王子の相手に、この小国の姫が選ばれたのは光栄だぞ、持参金も心配するな」と言う。

(↓持参金は現代のインドでも問題になっています)

ja.wikipedia.org

 

そこまで聞き、デーヴァセーナは大使に「そなたや国母様の尊大さはお国柄ですか?」と呆れたように嘲った。
「そなたが飛びつく金銀財宝も、私にとっては塵に等しい」

デーヴァセーナは激怒した。

クンタラ国王も「妹が決めることだ」と止めることなく、シヴァガミに断りの書状を記すように指示する。

 

マヒシュマティのシヴァガミの居室。

デーヴァセーナの断りの書状が読み上げられる。
デーヴァセーナの代わりに彼女所有の剣が到着し、その剣と王子を飾りたててクンタラ王国にお送りください、との侮辱的な内容だった。

シヴァガミは自分の差し伸べた手が無礼にも振り払われたことに憤慨し、クンタラ王国へ軍を送ろうとまでする。

バラーラデーヴァが一計を案じ、ビッジャラデーヴァに耳打ちする。
ビッジャラデーヴァは「バーフバリがクンタラ王国にいる。やつに王女をひっ捕らえさせればよい」と提案する。

 

クンタラ。宮殿の裏側。

ミルクを撹拌しているバーフバリの元をカッタッパが訪れる。
良い知らせと悪い知らせがある、と知らせることを躊躇うカッタッパだが、バーフバリは「良いも悪いも私が決める」とこともなげ。

カッタッパはシヴァガミがバーフバリのために(勘違いだが)婚姻の申し込みをしたこと、デーヴァセーナが激怒してそれを退けたことを知らせる。

バーフバリは「それほど激怒したということは私のことを愛している証拠だ」と自信をもつ。

突然クンタラ王国へ侵入者があったことをバーフバリは空気で感じ、カッタッパに戦闘の準備をせよ、と命じる。

 

クンタラに危機が迫っていることをデーヴァセーナに知らせるため、王宮の中を急ぐバーフバリ。

クマラがどこへ行くのかとバーフバリを止めるが、先を急ぐバーフバリ。
邪見にされたことに怒り、クマラはバーフバリを足蹴にする。

バーフバリはそこにあった馬車の車を掴み、クマラの方向に向かって投げる。
しかしクマラを攻撃しようとしたわけではなく、侵入者を倒すために車は投げられたのだった。

カッタッパも次々と侵入してくる者たちを倒し、クマラにピンダリの襲来を知らせよ、と指示する。

 

ピンダリは砦の外に1,000人を超える単位で潜んでおり、次々と砦を突破してくる。

愚鈍のふりをしていたバーフバリもついに本性を現し、剣をふるっていく。
クンタラ国王と宰相がその姿を確認し、茫然とする。

 

クンタラ宮殿の長い廊下。
デーヴァセーナが先を急いでいるなか、そこへもピンダリが侵入してくる。
弓で応戦するが、10人を超える人数が襲いかかってくるので間に合わない。

そこへ弓を三本構えて一気に解き放ち、ピンダリを撃墜していくバーフバリが現れる。

バーフバリはデーヴァセーナに
「指は四本、手首を返せば弓を射ることができます」
と教える。

一瞬でその技術を理解したデーヴァセーナ、そしてバーフバリは、二人で踊るように長い廊下を向かってくるピンダリたちを撃退する。

 

クマラの居室。

女性たちが集まっているが、そこにクマラもいる。
扉にはピンダリの一味がいて、いまにも破られそうだ。
そこにバーフバリが窓から入ってきたので、クマラは「助けてくれ!」と泣きながら頼む。

バーフバリはクマラの手を取り、
「民を助けるのがクシャトリヤ(士族)の使命だ」
と説き、小刀を握らせ自分は戦場へと急ぐ。

一人になったクマラは扉を破ってきたピンダリに一度は斬られるが、一念発起して賊を倒していく。

 

砦の外。

カッタッパは牛飼いに戦闘に参加するように説得している。

砦の堀。

ピンダリの侵入を食い止めるためにクンタラ軍が集まっている。
しかし圧倒的に数が足りない。
ピンダリの軍が堀を突破するために向かってくるが、そこでバーフバリは矢に火を灯し、空中に向かって放つ。

火がついた矢が放たれたのを合図にし、カッタッパは牛飼いに合図し、牛飼いたちは鎌に長い綱がついた道具を携えて走る。

 

堀。

ピンダリたちが地響きに気づき、道の向こうを見ると角に火がついた牛の大群が走ってくる。

牛がピンダリを次々と跳ね、残った者たちは堀を進むことができない。

 

牛の行進で意表をついたところを、バーフバリは驚くべき速さでピンダリ軍に向かっていき、何人も一気に倒していく。
目にもとまらぬ速さに、デーヴァセーナはさらに驚く。

バーフバリは砦の外に向かって走っていくが、高い木に乗って堀を越えようとするときに落下して牛の中に落ちてしまう。

それを見たピンダリの将軍はニヤリと笑うが、バーフバリは牛に踏まれることなく、牛の背中に乗って砦の外の貯水池に向かっていく。

両性具有のシヴァ神

引用元:シヴァ インド神話!天竺奇譚:インド神様図鑑

(牛はシヴァ神の乗り物だそうです)

 

牛の背中を飛び石のようにしてどんどん貯水池に近づいていくバーフバリ。

大群の後方の牛には鎌が先についた綱がくくりつけられている。

貯水池にたどり着くと、ピンダリのリーダーがバーフバリを襲いにかかるが、その手に刀を差し、貯水池の水をせき止めている丸太にくぎ付けにする。

バーフバリは鎌を牛飼いから受け取ると、大きな丸太を一気に駆け上っていく。

www.imdb.com

 

丸太の上部に鎌をかけ、自らは岩の上に乗るやいなや、牛が引っ張る綱にテンションがかかり、丸太がはずれ、堤防が決壊する。

大量の水が堀にあふれ、ピンダリたちが水にさらわれていき、クンタラに平穏が訪れた。

 

デーヴァセーナとともにマヒシュマティ王国へ

堀にあふれた水に丸太を乗せ、バーフバリがデーヴァセーナや国王のところにやってくる。

クマラが足蹴にしたことを謝ると、バーフバリは「おかげでそなたの本当の力がわかった。その怪我は勇者の証だ」とハグをする。
クマラはたまらず泣き出す。

クンタラ国王が「勇者よ、あなたは誰なのですか、お礼がしたい」と聞くと、カッタッパはバーフバリの身分を明かす前に「彼はデーヴァセーナに恋をしているのです」と言う。

クンタラ国王は勇者に恋されることに光栄を感じ、デーヴァセーナもすでに恋心を抱いていたので頬を赤らめる。

そこにマヒシュマティ王国からの書状を携えた鳥がやってくる。
バーフバリの表情はその書状の内容を見ると一転曇ってしまう。

デーヴァセーナが内容を聞くと、バーフバリは
「国母がデーヴァセーナを捕えてマヒシュマティ王国へ連行せよと言っている」
と伝えた。

それを聞いたデーヴァセーナは
「国を助けるふりをしていたのだな、お前、何者だ」と問い詰める。

怒りを治めようとするバーフバリに対しても激昂し、とうとう松明をバーフバリに叩きつけて服を燃やした。

みるみる服は焼けていくが、服の下につけていたマヒシュマティ王国の王子が身に付ける鎧が姿を現す。

カッタッパが彼こそがマヒシュマティ王国の次期国王である王子アマレンドラ・バーフバリなのだ、と高らかに宣言する。

畏れをなし跪くクンタラの国王たちに、バーフバリは親族に礼儀は必要ない、と起立させる。

 

デーヴァセーナに、「母の判断に間違いはない。ただ怒りに任せて命じただけ、ついてきてくれるか」と申し出るバーフバリ。

デーヴァセーナは
「私の心を奪った勇者よ、死ぬまでついていくが、奴隷にするなら生きてはいけぬ」
と凛とした瞳で話す。

その言葉に心を引き締めたバーフバリ。
「今このときより、私はあなたのものと誓う」
とデーヴァセーナの手の上に誓うように手を置く。

 

デーヴァセーナの旅立ちの日。

クンタラ国王と王妃にデーヴァセーナを守ると誓い、舟に乗り込むバーフバリ。
舟に乗るための板に乗ろうとしたとき、デーヴァセーナはぼーっとして板を踏み外してしまう。

とっさに水に飛び降り、舟と船着き場を腕で引き寄せるバーフバリ。
「心ここにあらずとは、姫らしくない」とからかったので、デーヴァセーナはツンとすましてバーフバリの腕を橋がわりにして舟へと渡った。

 

HAMSA NAAVA

youtu.be

(↑白鳥のような帆船が空を飛び、二人は愛を確かめあいキスをします) 

 

マヒシュマティ王国へ到着。

バーフバリとカッタッパはデーヴァセーナに、シヴァガミはきっと温かく迎えてくれるだろうと言う。
しかし今後を象徴するように、マストがマヒシュマティ王国を表現する巨大な象の像の足に引っ掛かり、折れてしまう。

 

マヒシュマティ王国の議場。

王族と貴族たちが集まり、その間の道をデーヴァセーナが行く。

デーヴァセーナがシヴァガミに失礼な振る舞いを詫びると、シヴァガミは勇猛な嫁の振る舞いが頼もしかった、と笑顔になる。

シヴァガミが「未来の夫の前に立ちなさい」と言うと、デーヴァセーナはバーフバリのところへ進んでいく。
シヴァガミと観衆は驚き、咎める。

デーヴァセーナは自分はバーフバリと結婚するのだと思っていた、と言うと、シヴァガミは王子とはバラーラデーヴァのことで、バラーラデーヴァと結婚させると誓ったのだ、という。
ビッジャラデーヴァも抗議をしようとするが、バラーラデーヴァが腕を抑え、あえてそれを止める。

カッタッパが勘違いしてしまったのです、という進言もシヴァガミは無視する。

 

デーヴァセーナは
クシャトリヤの女は自分で夫を選ぶ権利がある、知らぬのですか」
とシヴァガミに厳しく言う。

シヴァガミはそれが無礼だ、とし、デーヴァセーナをセートゥパティに捕えさせようとする。

兵士がデーヴァセーナを捕まえようとしたとき、バーフバリが刀でそれを防いだ。
驚くシヴァガミたち。

バーフバリは「デーヴァセーナの意志を無視した誓いは間違いだ」とシヴァガミの誓いを正そうとする。

そこでバラーラデーヴァはビッジャラデーヴァの腕を解放する。
ビッジャラデーヴァは「誓いが間違いであれば、そなたを王にしたのも間違いなのか?」と言う。

シヴァガミは涙ぐんでいたが、「今のバーフバリにはどんな金言も届かない」とあきらめる。

シヴァガミ「そなたの道は二つ。誓いを守り王になるか、狡猾な女の夫となるかだ」

そのときバーフバリは昔のことを思い出していた。
シヴァガミ自身の言葉である。
「道を進もうとするとき、それを阻むものが現れるだろう。それが神であっても貫くのがクシャトリヤの道義である。」

バーフバリは、シヴァガミに、言うことを守ろうとすれば母の教えに反することになる、私は教えを守る、と宣言する。

 

シヴァガミは一瞬落ち込むが、ただちに周囲に
「バーフバリは吉祥の日に国の最高国軍に就任する。新しいマヒシュマティ国王はバラーラデーヴァである。この宣誓を法と心得よ」と宣言する。

 バラーラデーヴァはほくそ笑む。

 

戴冠式

バーフバリは先頭に立ち、列を率いる。
国歌が響く中、バラーラデーヴァが馬車に乗って進んでいき、それをデーヴァセーナが苦々しく見ている。

戴冠のための舞台ではまずシヴァガミによる国王の戴冠が行われる。
そしてバラーラデーヴァは宣言のための台本を受け取り、読み上げて王の座に満面の笑みを浮かべて座った。

次に国軍最高司令官の戴冠だが、シヴァガミは一瞬もバーフバリと目を合わせようとせず、バーフバリの表情が曇る。

バーフバリは台本を受け取らず、自分の言葉で宣言をする。

その瞬間バーフバリを讃える観衆の声が轟音のように鳴り響き、周辺に地響きを起こす。
バーフバリは国母と国王、そして国民に忠誠を誓う。

地響きのせいで舞台にも振動が伝わり、国王の後ろにあった笠が折れてしまう。

バーフバリはバラーラデーヴァに当たらないように、その笠を支える。
バラーラデーヴァは国王になっても自分の願いはかなわないことを思い知らされた。

 

スミマセン、まとめられませんでした…。続きます。

実はここまでが前半部分です(-_-;)

見所がありすぎてまとめられませんっ。映画も時間だけ見ると長いんですが、こんなにいろんなできごとが1時間強の時間でまとめられるんですから、サクサク進むといってもいいのではないでしょうか~。 

王の凱旋で出てきたクマラというキャラクターにも注目ですね。
強いキャラクターももちろん魅力的なのですが、ふつうの人が決意して、人々を救うというのはジーンときてしまいます。

でも実はこのクマラが後半にも重要な人物になってくるんです。。。

 

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参考

バーフバリ 王の凱旋 - Wikipedia

Baahubali 2: The Conclusion (2017) - IMDb